【西葛西の個別指導塾】やればできるのに成績が伸びない理由|実行機能と学習設計の大切さ

【西葛西の個別指導塾】やればできるのに成績が伸びない理由|実行機能と学習設計の大切さ

こんにちは。西葛西の個別指導塾・寺子屋SANITTOです。

学習相談の中で、 「やればできるはずなのに成績が伸びない」 「理解力はあるのに結果につながらない」 「本人も伸ばしたい気持ちはあるのに、学習が続かない」 というご相談をいただくことがあります。

このような生徒は少なくありません。

授業中に説明を聞けば理解できる。質問をすれば答えられる。本人にも「成績を上げたい」「志望校に近づきたい」という気持ちはある。

それにもかかわらず、定期テストや模試の結果に結びつかないことがあります。

この場合、単なるやる気の問題ではなく、学習の進め方そのものに原因があることが多いと感じています。

「やればできるのに伸びない」と感じる場合、理解力の問題ではなく、計画を立てる・始める・続ける・振り返るといった学習設計の部分でつまずいている可能性があります。

学力は「理解力」だけでは決まりません

勉強ができるかどうかは、理解力だけで決まるわけではありません。

もちろん、内容を理解する力は大切です。

しかし、学力として定着させるためには、理解した内容を繰り返し使い、演習し、間違いを直し、テストで再現できる状態にする必要があります。

つまり、学力には実行する力が大きく関わっています。

どれだけ理解力があっても、計画を立てて継続的に取り組むことができなければ、学力としては安定しにくくなります。

たとえば、授業中は分かっていても、家に帰ると復習しない。ワークを進めようと思っても、何から始めればよいか分からない。テスト前になってから慌てて取り組む。

このような状態では、理解した内容が十分に定着しないまま次の単元に進んでしまいます。

その結果、「分かっているはずなのに点数にならない」「やればできるはずなのに伸びない」という状態が起こります。

実行機能が影響している可能性があります

このようなケースでは、実行機能が関係していることがあります。

実行機能とは、計画を立てる力、やるべきことを行動に移す力、優先順位をつける力、途中で調整する力などを指します。

勉強では、この実行機能がとても重要です。

たとえば、次のような場面で実行機能が関わっています。

  • テスト範囲を見て、何から始めるか決める
  • 提出物をいつまでに終わらせるか計画する
  • 苦手科目と得意科目の優先順位をつける
  • 問題集をどのペースで進めるか考える
  • 間違えた問題を解き直す時間を確保する
  • 予定通りに進まないときに計画を調整する

この力がうまく働かないと、本人は「やるべきことは分かっている」のに、実際には動けない状態になりやすくなります。

周囲から見ると「なぜやらないのか」と見えるかもしれません。

しかし本人の中では、やる気がないのではなく、始め方や進め方が整理できていない場合があります。

そのため、「もっと頑張りなさい」と言うだけでは改善しにくいことがあります。

必要なのは、学習を実行しやすい形に整理することです。

「何をすればいいか分からない」状態になっていることがあります

成績が伸び悩む生徒に多いのが、何をすればいいかを自分で考えられない状態です。

これは意欲の問題ではありません。

学習の進め方を組み立てる経験や基準が不足していることが原因である場合が多いです。

たとえば、「英語を頑張る」と言っても、単語を覚えるのか、文法を復習するのか、長文を読むのか、学校のワークを進めるのかによって、やることは変わります。

「数学を伸ばす」と言っても、計算練習が必要なのか、文章題が課題なのか、関数や図形の復習が必要なのかは、生徒によって異なります。

この判断を自分で行うには、ある程度の経験と見通しが必要です。

その経験が十分でない場合、「頑張りたい」という気持ちはあっても、行動に移すことが難しくなります。

つまり、やる気がないのではなく、学習を設計するための枠組みがない状態といえます。

このような場合には、まず大人や指導者が一緒に状況を整理し、やるべきことを具体的な行動に落とし込むことが大切です。

解決の鍵は「具体化」と「設計」です

「やればできるのに伸びない」という状態を改善するためには、まずやるべきことを具体化することが重要です。

「数学を頑張る」ではなく、 「今日は学校のワークを2ページ進める」 「前回間違えた一次関数の問題を3問解き直す」 「計算問題を5問だけ解く」 というように、すぐに行動できる形に落とし込みます。

英語であれば、 「英単語を10個覚える」 「不規則動詞を確認する」 「be動詞と一般動詞の違いを復習する」 「教科書本文を1段落だけ音読する」 といった形にできます。

このように具体化することで、勉強への取りかかりやすさが変わります。

また、志望校が決まっている場合には、過去問分析などを通して、目標から逆算してやるべきことを明確にすることも効果的です。

志望校でどのような問題が出るのか、どの教科で点数を取る必要があるのか、今の自分との差はどこにあるのかを確認することで、学習の方向性が見えやすくなります。

学習は、ただ長時間取り組めばよいわけではありません。

何を優先するか、どの順番で進めるか、どこまでできればよいかを設計することで、努力が結果につながりやすくなります。

小さな成功が行動を生みます

さらに重要なのは、最初の段階で「できた」という感覚を持てるようにすることです。

いきなり難しい課題に取り組むと、手が止まってしまうことがあります。

「やっぱり自分にはできない」と感じてしまい、勉強への抵抗感が強くなることもあります。

そのため、最初は「少し頑張ればできる」レベルから始めることが大切です。

小さな成功体験を積むことで、「自分にもできるかもしれない」という感覚が生まれます。

この感覚は、有能感と呼ばれることがあります。

有能感が高まると、次の行動への意欲が生まれやすくなります。

たとえば、最初から応用問題を解くのではなく、基本問題を確実に解く。

長時間の勉強を求めるのではなく、まず10分だけ始める。

大きな課題を一気に終わらせるのではなく、1ページ、1問、1単元に分ける。

このように小さく始めることで、学習が動き出しやすくなります。

「やればできるのに伸びない」状態では、本人が最初の一歩でつまずいていることもあります。

だからこそ、成功体験を積みやすい課題設計が重要になります。

自立は段階的に育てるものです

学習において、自立はとても大切です。

最終的には、自分で課題を見つけ、自分で計画を立て、自分で学習を進められるようになることが理想です。

しかし、最初からすべてを自分で考えられる生徒は多くありません。

特に、学習の進め方が分からない状態の生徒に対して、いきなり「自分で考えなさい」と求めても、うまくいかないことがあります。

そのため、自立は段階的に育てる必要があります。

最初は、指導者が具体的な学習内容や順番を提示します。

次に、いくつかの選択肢の中から本人が選べるようにします。

さらに慣れてきたら、自分で計画を立てたり、優先順位を考えたりする機会を増やしていきます。

このように、少しずつ判断を任せていくことで、自分で学習を進める力が育っていきます。

学習の自立とは、放っておけば自然に身につくものではありません。

適切な支援を受けながら、段階的に育てていくものだと考えています。

寺子屋SANITTOの学習支援の考え方

寺子屋SANITTOでは、単に問題を解かせるのではなく、学習の設計そのものを支援することを大切にしています。

現在の学習状況を確認し、どこで止まっているのか、何を優先すべきか、どの順番で進めるとよいかを一緒に整理します。

そのうえで、やるべきことを具体化し、本人が取り組みやすい課題に分けていきます。

受験生の場合には、過去問分析を通して目標を明確にし、志望校から逆算して学習内容を設計します。

また、最初から難しい課題を出すのではなく、「できた」という感覚を積み重ねられるように課題設定を行います。

勉強が苦手な生徒にとって重要なのは、「もっと頑張ること」だけではありません。

頑張れる形を作ること、実行しやすい学習計画にすること、自分でできた感覚を積み重ねることが大切です。

寺子屋SANITTOでは、こうした学習設計を通して、無理なく学習を継続できるようサポートしています。

ご家庭で確認したいポイント

「やればできるはずなのに伸びない」と感じるときは、次のような点を確認してみるとよいかもしれません。

  • 本人が何から始めればよいか分かっているか
  • 今日やることが具体的になっているか
  • 課題の量が多すぎないか
  • 最初の一歩が難しすぎないか
  • テストや受験から逆算した計画になっているか
  • 解き直しや振り返りの時間があるか
  • 本人が「できた」と感じられる場面があるか

「勉強しなさい」と伝えるだけでは、本人が動きにくい場合があります。

そのようなときは、「今日は何をする?」「どこから始める?」「まず何分だけやってみる?」といった形で、行動を具体化する声かけが有効です。

また、最初からすべてを本人任せにするのではなく、必要に応じて一緒に計画を整理することも大切です。

まとめ:伸び悩みの原因は、やる気ではなく「実行と設計」かもしれません

「やればできるのに成績が伸びない」と感じるとき、その原因はやる気の不足だけではないかもしれません。

理解力はあっても、計画を立てる、始める、続ける、振り返るといった実行の部分でつまずいている場合があります。

やるべきことを明確にし、小さな成功を積み重ねながら、自分で学習を進められる力を育てていくことが、安定した学力につながります。

寺子屋SANITTOでは、学習内容の具体化、過去問分析、定期テスト対策、苦手科目の学び直し、学習習慣づくりなど、お子さまの状況に合わせてサポートしています。

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学習内容の具体化、学習計画づくり、定期テスト対策、受験に向けた学習設計など、お子さまに合わせてご相談いただけます。

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