【西葛西の個別指導塾】「勉強しなさい」と言うほどやらなくなる理由|思春期の声かけと心理的リアクタンス

【西葛西の個別指導塾】「勉強しなさい」と言うほどやらなくなる理由|思春期の声かけと心理的リアクタンス

こんにちは。西葛西の個別指導塾・寺子屋SANITTOです。

ご家庭での学習相談の中で、 「勉強しなさいと言っても動かない」 「言えば言うほど反発される」 「やる気はあるはずなのに、声をかけると不機嫌になる」 というお悩みを伺うことがあります。

特に思春期になると、それまで比較的素直だったお子さまでも、 「あとでやる」 「今やろうと思ってた」 「うるさい」 と反発することが増えてきます。

このとき、多くの保護者の方は、 「やらないから言っているのに」 「言わなければもっとやらないのでは」 と感じると思います。

しかし、心理学の視点から見ると、このような反応は珍しいものではありません。

思春期は、自分で決めたいという欲求が強くなる時期だからです。

「やれ」と言われるほどやりたくなくなるのは、単なる反抗ではなく、自分で決めたい気持ちが強まる思春期には自然に起こりやすい反応です。

「やれ」と言うほどやらなくなるのは、普通の反応です

思春期の子どもに対して、 「勉強しなさい」 「今すぐやりなさい」 「早くやれ」 と命令するように伝えると、反発が起きやすくなることがあります。

これは、子どもが単にわがままだからというよりも、 自分で決める自由を奪われた と感じやすくなるためです。

人は、自分の行動を誰かに強くコントロールされていると感じると、その自由を取り戻そうとすることがあります。

これを心理学では、心理的リアクタンスと呼ぶことがあります。

簡単に言えば、 「自由を奪われると、逆のことをしたくなる」 という人の自然な反応です。

たとえば、本人がそろそろ勉強しようと思っていたタイミングで、 「早く勉強しなさい」 と言われると、 「今やろうと思っていたのに」 と感じることがあります。

この瞬間、勉強そのものよりも、 「命令された」 「自分で決めたことではなくなった」 という感覚の方が強くなってしまうことがあります。

その結果、 言われる → 反発する → やらない という流れが起きやすくなります。

これは保護者の声かけが悪いという話ではありません。

むしろ、多くのご家庭で自然に起こりやすいことです。

大切なのは、思春期の子どもには、命令よりも「自分で決められる感覚」が重要になってくるという点です。

重要なのは「何を言うか」より「どう言うか」です

勉強をする必要があること自体は変わりません。

宿題、提出物、定期テストの準備、受験勉強など、やるべきことはあります。

しかし、同じ内容を伝える場合でも、言い方によって子どもの受け取り方は大きく変わります。

たとえば、次のような声かけは、命令や圧力として伝わりやすくなります。

  • 今すぐやりなさい
  • 早く勉強しなさい
  • なんでまだやっていないの?
  • いつになったらやるの?
  • いい加減にしなさい

もちろん、保護者としては心配だからこそ言っているのだと思います。

ただ、子ども側には「責められている」「管理されている」と伝わってしまうことがあります。

一方で、次のような声かけに変えると、反発が少し減ることがあります。

  • いつやる予定?
  • 今やる?ご飯のあとにする?
  • 今日はどこから始める?
  • 何分だけやってみる?
  • どの課題から片づける?

この違いは、子どもに決定権があるように感じられるかどうかです。

やるべきことは同じでも、 「やらされている」 と感じるのか、 「自分で決めた」 と感じるのかで、行動への向かいやすさは変わります。

思春期の子どもに対しては、正しいことを強く言うよりも、本人が自分で動き出せる形に整えることが大切です。

自由にさせることが目的ではありません

ここで誤解されやすいのは、 「子どもに任せる」=「何も言わない」 ではないということです。

勉強は必要ですし、学校課題や提出物、定期テストの準備など、やるべきことはあります。

大切なのは、すべてを自由にさせることではありません。

大切なのは、決定権の一部を子どもに渡すことです。

たとえば、 「勉強しなさい」 と伝える代わりに、 「今日はどこまでやる?」 と聞く。

「今すぐやりなさい」 ではなく、 「今やる?それともご飯のあとにする?」 と選択肢を渡す。

「なんでやっていないの?」 ではなく、 「何から始めるとやりやすそう?」 と相談する。

このように言い方を変えるだけで、同じ内容でも、命令ではなく相談に近づきます。

子どもにとっては、 「自分の意見を聞いてもらえている」 「自分で決める余地がある」 と感じやすくなります。

この感覚があると、学習に向かうハードルが少し下がります。

声かけを変える具体例

ご家庭で声かけを変えるときは、いきなり完璧を目指す必要はありません。

まずは、命令形を少しだけ相談形に変えることから始めると取り組みやすいです。

命令に聞こえやすい声かけ 相談に近い声かけ
早く勉強しなさい 何時から始める予定?
今すぐやりなさい 今やる?ご飯のあとにする?
なんでやらないの? 何からなら始めやすい?
全部終わらせなさい 今日はどこまでやる?
ちゃんとやりなさい 終わったら何を確認しようか?

このように、声かけを変える目的は、子どもを甘やかすことではありません。

本人が行動に移しやすい形に整えることです。

特に勉強が苦手な子どもほど、課題が大きく見えてしまい、最初の一歩が重くなりやすいです。

そのため、声かけでは「やるかやらないか」だけでなく、「どう始めるか」を一緒に考えることが大切です。

寺子屋SANITTOで意識している関わり方

寺子屋SANITTOでは、生徒に対して「やりなさい」と一方的に伝える声かけは、できるだけ避けるようにしています。

その代わりに、 「今日はどこまでやる?」 「どこから始める?」 「目標はどうする?」 と、生徒と一緒に決めることを大切にしています。

同じ学習内容であっても、本人が関わって決めたものかどうかで、受け取り方は変わります。

「やらされている勉強」ではなく、 「自分で決めた勉強」 に近づけることで、学習への姿勢が変わることがあります。

もちろん、すべてを本人任せにするわけではありません。

必要な学習内容や優先順位は、講師側も一緒に整理します。

そのうえで、生徒自身が納得しながら取り組めるように、課題の出し方や声かけを工夫しています。

学習に向かううえで大切なのは、正しい課題を出すことだけではありません。

本人が「やってみよう」と思える状態をつくることも大切です。

まとめ:思春期の子どもには、命令よりも選択肢が大切です

思春期の子どもに対しては、言えば言うほどやらなくなることがあります。

これは、単なる性格の問題ではなく、発達段階として自然に起こりやすい反応です。

「自分で決めたい」という気持ちが強くなる時期だからこそ、命令や圧力として伝わる声かけには反発が起きやすくなります。

そのため大切なのは、 命令しないこと、 選択肢を渡すこと、 一緒に決めること、 理由を説明すること です。

伝え方を少し変えるだけでも、子どもの受け取り方や行動は変わることがあります。

寺子屋SANITTOでは、学習面だけでなく、お子さまに合った声かけや関わり方も含めてサポートしています。

西葛西・葛西・船堀・一之江周辺で、学習習慣やご家庭での声かけについてお悩みの方は、お気軽にご相談ください。

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東京都江戸川区西葛西3丁目
西葛西駅北口より徒歩3分
TEL:070-8470-1166

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