高校説明会では何を聞く?
中学生と保護者が確認したい7項目
偏差値や進学実績だけでなく、 授業、課題、通学、相談体制、 入学後の学校生活まで確認するためのポイントを解説します。
高校説明会では、偏差値や進学実績だけでなく、 授業の進み方、課題の量、通学時間、相談体制、 入学後の生活まで確認することが重要です。 説明を聞くだけで終わらず、 自分がその学校で3年間学び続けられるかという視点で、 学校ごとの違いを整理しましょう。
高校説明会は「学校を選んでもらう場」でもある
夏から秋にかけて、 高校の説明会や合同相談会が増えます。
東京都教育委員会は、 都立高校の特色や魅力を紹介する 「都立高校EXPO」を開催すると案内しています。
詳細は、 東京都教育委員会「令和8年度『都立高校EXPO』」 をご確認ください。
説明会では、 学校側から次のような情報が 紹介されることが多くあります。
- 教育方針
- 学科やコース
- 授業内容
- 学校行事
- 部活動
- 進学・就職実績
- 入試制度
- 学校生活の様子
ただし、説明会で聞いた情報が多いほど、 かえって学校ごとの違いが 分からなくなることもあります。
「自分が何を確かめたいか」を決めてから参加すると、 必要な情報を集めやすくなります。
同じ高校でも、 授業の速さや課題の量、 補習の仕組みは異なります。
- 授業の進度はどの程度か
- 小テストや課題はどのくらいあるか
- 分からないときに質問できる時間があるか
- 補習や講習はどのように行われるか
- 入学前に復習しておく内容はあるか
「面倒を見てくれる学校ですか」と聞くだけでは、 具体的な支援内容が分かりません。
数学で理解が遅れた場合、 授業外に質問や補習を受けられますか。
場面を具体化して質問すると、 実際の仕組みを確認しやすくなります。
授業時間だけでなく、 家庭でどの程度の学習が必要になるかも重要です。
- 平日の課題は平均してどのくらいあるか
- 長期休業中の課題は多いか
- 自分で学習計画を立てる必要があるか
- タブレットやオンライン教材をどの程度使うか
自由度の高い学校では、 自分で予定を管理する力が 求められる場合があります。
一方、課題や小テストが多い学校では、 毎日決まった学習を続ける力が必要です。
どちらの仕組みが優れているかではなく、 自分の学び方に合っているかを考えます。
学校の内容が魅力的でも、 通学の負担が大きすぎると、 学習や生活に影響することがあります。
西葛西・清新町周辺から高校を選ぶ場合は、 地図上の距離だけでなく、 実際の時間帯を想定して確認してください。
- 朝の電車やバスの混雑
- 乗換え回数
- 最寄り駅から学校までの距離
- 始業時刻
- 部活動後の帰宅時刻
- 雨天時の移動
説明会の日は休日ダイヤである場合もあります。 できれば平日の朝を想定し、 何時に自宅を出る必要があるか計算しましょう。
校則は、 学校生活の過ごしやすさに関わります。
ただし、 「校則は厳しいですか」という質問だけでは、 人によって基準が異なります。
- 制服や服装の決まり
- 髪型や装飾品
- スマートフォンの使用
- アルバイト
- 遅刻や欠席時の対応
- 登校時刻
- 学校外での活動
パンフレットに書かれていない場合は、 在校生の様子や先生の説明も参考になります。
ただし、一人の生徒の感想だけで 学校全体を判断せず、 複数の情報を確認してください。
高校生活では、 勉強、人間関係、進路、体調などについて 相談が必要になることがあります。
- 担任以外に相談できる人がいるか
- スクールカウンセラーの利用方法
- 保健室や相談室の利用
- 欠席が続いた場合の学習支援
- 個別の学習上の配慮
- 保護者との連絡方法
予約方法、利用できる曜日、 誰が相談を受けるのかまで分かると、 実際に利用する場面を想像しやすくなります。
大学進学率や就職率は分かりやすい数字ですが、 進路指導の内容までは分かりません。
- 進路希望を決める時期
- 面談の回数
- 推薦・総合型選抜への対応
- 小論文や面接の指導
- 一般選抜への講習
- 資格取得や就職支援
- 進路未定の生徒への支援
進学実績を見る場合は、 合格者数だけでなく、 卒業生全体の人数や 進路の内訳も確認します。
学校選びでは、 資料や数字だけでなく、 本人が実際に感じたことも重要です。
- 校内で落ち着いて過ごせそうか
- 授業を受ける自分を想像できるか
- 先生や生徒へ質問しやすそうか
- 3年間通うことに無理がなさそうか
- 興味を持てる授業や活動があるか
ただし、 「何となく雰囲気がよかった」だけでは、 後から比較しにくくなります。
説明会が終わったら、 次の三つを記録してください。
記録を残すことで、 複数校を見た後でも 違いを整理しやすくなります。
説明会で質問するときの例
授業についていけない生徒には、 どのような補習や質問対応がありますか。
平日の宿題や小テストは、 平均してどの程度ありますか。
スマートフォンは 校内でどのように扱いますか。
欠席した授業の内容や課題は、 どのように確認できますか。
推薦・総合型選抜を希望する生徒には、 どのような指導がありますか。
学校側が説明済みの内容を 繰り返し尋ねるのではなく、 説明を聞いても分からなかった点を質問します。
偏差値だけで学校を選ばない
偏差値や合格可能性は、 高校受験で重要な情報です。
しかし、それだけでは、 入学後に学び続けられるかは分かりません。
学校選びでは、 少なくとも次の二つを 分けて考える必要があります。
模試、内申点、入試問題などから 合格可能性を考えます。
授業、課題、通学、校則、 相談体制、進路支援などから考えます。
高校説明会は、 「入学後に3年間学び続けられるか」を 具体的に確認する機会です。
SANITTOとしての見解
進路相談では、 「どの高校がよいですか」と 聞かれることがあります。
しかし、本人に合う高校は、 偏差値や知名度だけでは決まりません。
例えば、 重視する条件は一人ひとり異なります。
- 毎日決まった課題がある方が進めやすい
- 自分のペースで学ぶ方が合う
- 静かな環境の方が集中できる
- 行事や部活動を重視したい
- 進学指導を早くから受けたい
- 通学時間を短くしたい
寺子屋SANITTOでは、 学校を代わりに決めるのではなく、 本人と保護者が重視する条件を整理し、 受験勉強と進路選択を 結び付けることを重視しています。
説明会へ参加する前に、 次の三つを決めておくと、 情報を集めやすくなります。
学校を見た後に、 この三つを更新していきます。
家庭でできる説明会後の振り返り
説明会当日に、 志望校を決める必要はありません。
帰宅後、次の項目を 5段階で記録してみてください。
点数だけで決めるのではなく、 なぜその評価にしたかを 短く書きます。
通学は3点。 乗換えは1回だが、 朝の混雑が気になった。
比較表を作ると、 本人と保護者で意見が違う部分も 確認しやすくなります。
よくある質問
高校説明会には保護者も参加した方がよいですか?
可能であれば参加する価値があります。 本人は学校生活や雰囲気、 保護者は費用や通学、支援体制など、 異なる点に気付きやすいためです。 ただし、本人が自分で質問し、 考える機会も残してください。
説明会で必ず質問しなければなりませんか?
必須ではありません。 全体説明で必要な情報を得られた場合は、 無理に質問する必要はありません。 確認できなかった点があれば、 個別相談や後日の問い合わせを利用します。
何校くらい見学すればよいですか?
一律の正解はありません。 第一志望だけでなく、 学力帯や通学条件が異なる学校も見ると、 比較の基準を作りやすくなります。
中学2年生で説明会へ行くのは早いですか?
早すぎることはありません。 中学2年生では学校を決める必要はありませんが、 自分が高校生活で何を重視したいかを 考える材料になります。
説明会で聞いた内容は必ず入学後も同じですか?
制度、コース、校則、費用などは 変更される可能性があります。 受験年度の募集要項、公式サイト、 学校から配付される最新資料を 改めて確認してください。
まとめ
「3年間学び続けられるか」という視点で確認しよう
高校説明会では、 偏差値や進学実績だけでなく、 次の7項目を確認しましょう。
- 授業と学習サポート
- 家庭学習と課題
- 通学時間
- 校則と学校生活
- 相談・支援体制
- 進路指導
- 本人の印象
重要なのは、 学校の良し悪しを 一律に判断することではありません。
本人がその学校で3年間学び続けられるかを、 具体的な情報から考えることです。


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